6つのキセキ

V6を中心に、中国地方よりお送りしています。

【うつ病旅行記】1日目


このブログは、V6への想いをしたためたいと始めたものです。
ですが、その最中に私はうつ病になりました。
V6のこともそうですが、うつ病のことももって知って欲しい。
そういう思いで「うつ病旅行記」として記事を書かせていただきます。
今現在も治療中ですので、終わりがいつになるかは分かりません。

興味ねぇ~・・・と思う方もいるでしょうが、本当に誰がなってもおかしくないんです。
今この記事を見ている貴方、明日突然うつ病になるかもしれない。
本当にそのレベルで突然くることがあります。
だから、その時「あぁ、そういえばあの人はあぁ言ってたなぁ」と思い出して欲しい。
うつ病に必要なのは「一人じゃない」と思う事ですから。

質問やご意見があれば是非コメントもいただきたいです!


それでは、旅行スタート!



うつ病旅行記】1日目



■きっかけ
 うつになるきっかけは人それぞれですよね。会社員の方がうつ病を発症したと聞くと、まず「職場環境が悪いのね」と思われますね。
 私に関しては「きっかけはコレだ!」と明確に言えるものがありません。
 なぜなら、うつ病を発症するその瞬間まで全く落ち込んだりイライラしたりすることがなかったから。
 例えば、上司から日常的に叱責されている方は毎日苦しい気持ちで出勤して「また怒られる」と怯え、体調を崩していくと思います。
 でもそんなことが全くなかったです。金曜日もいつも通り仕事をして、定時になり周りの先輩方と少し談笑して「また来週~」と帰宅。
 土曜日は母とランチをして、日曜日は友人を野外イベントへ出かけました。あ、土曜日の夕方は美容院にも行ったな。
 野外イベントから帰ってきてしばらくして、突然キタんですよね。
 発症後しばらくして整理作業をした時に「これが原因なのかな」と思うものはありましたが、定かではない感じです。


■発症時の状況
 野外イベントから帰宅し、そのイベントで購入した食材で夜ご飯を作りました。
 さぁ出来た!と一口口に運んだ瞬間、「え・・・・なになになに・・・」
 突然、大きな大きな真っ暗な【不安】に飲み込まれました。言葉では説明できないくらいの恐怖でした。
 ベッドへ移動し、Youtubeを開き絶対に笑える動画を再生。ピクリともしない。不安が離れない。
 動画を見ているようで見ていない。

 (飛び降りたらどうなるかな・・・)
 とにかく不安から逃げたくて思いついた事ですが、「名案!」となって
 「飛び降りてみる?」から「飛び降りよう」に変化し、「飛び降りろ!」となります。
 そう考えている自分を客観的にみている自分もいて、その自分が母にLINE。
 「すごい怖くて。飛び降りてしまうかもしれん」と。

 母は実家から2時間、車できてくれました。
 大事に育ててきた娘が「飛び降りる」なんて言い出して、どんなに怖かったことか。
 この時のことを振り返ると涙がどんどん溢れてきます。

 2時間後、母が到着。玄関のドアを開けるなり「大丈夫よ」と笑顔で言ってくれました。
 どうしてこうなったとかいう話は一切せず、「明日病院に行こうね」と。
 私はベッドに横になり、母はスマホで病院を調べていました。
 夜遅かったこともあり電話したりはできないので、とりあえず今日は寝ようと。

 通常であれば、私は無音で真っ暗でないと眠れません。
 ですがこの時は電気もテレビも消したくないと言い、母にもその中で寝てもらいました。
 この日からずーーーーっと、母は私の家に住んでくれました。


■診察
 全く眠れず泣きながら朝を迎えた私。母が目を覚ましてからいくつかの病院に電話をかけてくれました。
 心療内科ってね・・・・すぐ行ける所全然ないんですよ!!!!!それだけ苦しんでいる方が多いんでしょうね。
 行きたかった病院は2か月待ちだったんですけど、予約なしで行けるクリニックを紹介してくれました。

 会社に「体調が悪いので」と連絡し、クリニックへ。
 70代くらいのおばあちゃん先生だったんですけど、世間話をして薬を処方されて終了しました。
 その時の診断名は「不安障害」処方されたお薬は「ジェイゾロフト」です。

 ただ、このクリニックには通いたくないなぁと思っていて、帰宅後母に相談すると
 「私もあの病院は何か違うと思う」と。
 ということで、朝電話をかけて2日後だったら空きがあると言われたクリニックを予約しました。

 母も寝不足だったのでしょう。病院から帰宅してご飯を食べたらウトウトしていたので
 玄関に移動して会社に電話。
 「精神的なもので・・行きたいクリニックが2日後なので、そこまで休ませてください」と。
 泣きながら電話してしまいました。でも仕方ない。状況が伝わっていいじゃないですか。
 その日、ジェイゾロフトを飲んで眠りについたんですけど、AM3時頃に吐き気で目を覚ましました。
 
 次のクリニックは70代くらいのおじいちゃん先生。とても丁寧に話を聞いてくれて共感してくれます。
 泣いてしまって話せない私を「うん、ゆっくりで大丈夫大丈夫」と待ってくれます。
 ここでの診断は「不安抑うつ混合」でした。今週はお休みして薬飲んで様子を見てください。と。
 ジェイゾロフトは吐き気があるのでイヤだと伝えたら「ソラナックス」「アナフラニール」に。



■症状
 うつ病になった瞬間の症状は「不安」と「希死念慮(飛び降り)」だったんですが
 休みの期間中は「睡眠障害」「食欲不振」「自己嫌悪」「音が無理」
 「光が無理」「話したくない」「一人になりたい」といった感じです。
 でも一人にさせるのはダメなんですよー!母も分かっているから話しかけず距離をとってくれていました。
 光が無理なので暗い部屋で過ごさせたし、音が無理なのでテレビもつけなかった。
 母にはきつい環境でしばらく過ごさせてしまった申し訳なく思っています・・・。

 一番きつかったのは睡眠障害。次の診察で睡眠導入剤を処方されますが、
 寝付けても毎回3時に目が覚めるんですよね。本当に毎回。
 「朝じゃない・・・」って絶望して泣き始める。毎日これです。
 朝から気持ちが落ちて、そこから「会社に行けない自分は何の価値もない」とね。
 これ無限ループですから。


■発症から1週間でやった事
 2,3日は何をする気にもなれず家に引きこもって泣いていただけですが
 スマホを変えました。キャリアを捨てたのでメールアドレスが無くなり
 LINEのアカウントを削除しました。全員の友達から消えました。
 電話番号を変えるのは母に止められたのでやめたんですけど
 とりあえずLINEで誰とも繋がりがなくなったのはスッキリしました。






 とにかくずっと母がそばにいてくれて、何から何までしてくれて
 母がいなかったら今頃どうなってたか分かりません。感謝しかないです。

 100人いたら100人症状が違う病気です。なった原因も、治るきっかけも全員違います。
 そして誰がなってもおかしくない。まさか自分がって、私も思っていました。
 「私が病むことってないからな~」って公言してましたもん。でもなる時はなる。
 もし自分が「なんか調子悪いな」と思ったらすぐ病院に行って欲しい。
 身近な人が「様子がいつもと違うな?」と思ったら声をかけて欲しい。
 もちろん私のように突然パーーーン!となる人もいるんですけどね・・
 薬に抵抗がある方もいるでしょう。私も薬での治療が一番!と思ってるわけではないです。
 とにかく専門医に話を聞いてもらって、自分がどういう状況か理解しましょう。
 薬は飲みたくなければ飲みたくないと伝えたらいいと思います。
 ちゃんとした医師であれば別の方法を提案してくれるはずです。
 (カウンセリングを紹介してくれたりね)





今回の記事はここまで!
旅行2日目がいつになるか分かりませんが、「書こう!」と思った時に書きます☆


そうこう言うてる間にトニセンディナーショーの当落がきますよね・・・
めちゃめちゃドキドキ。